国立駅前を、JR東日本のビジネス都合で破壊させてはいけない!

国立駅

2020年2月に国立駅の旧駅舎が復活する予定です。

ところがJR東日本はそれに合わせて、旧駅舎を挟み込むように、商業施設を建設する計画を持っていることが明らかになりました。

 

中央線の高架化に伴って、どこの駅もホームの姿はソックリさんになり、高架下の商業施設も建売住宅さながらで、画一的でまったく面白みがありません。

 

JRの駅前開発も街のカラーなど御構い無しの開発が目立ち、その調子で国立駅をどこにでもあるような駅にさせてはいけません。

 

中央線の高架化の工事では、国立市民は駅舎の継続利用を願いました。

国立の旧駅舎は街の景観を守る上でとても大切なポイントだからです。

しかしJR東日本はその願いを一蹴しました。
ビジネス的に考えれば仕方のないことかもしれません。

 

結局、国立市民はコスト(保管場所、防虫などの費用)をかけて、旧駅舎を保管してきました。

 

2020年2月、市民の願いが実って、旧駅舎が国立駅前に戻ってきます。

駅としてではなく、観光案内所のような役割を担うようです。

 

旧国立駅舎

(出典:国立SOUKOの社員ブログ)

 

駅としての役割は担えませんが、でもこの場所に、この建物がある、そのことが大切なわけです。

 

今回明らかになったJR東日本の計画は、旧駅舎を取り囲むように商業施設を建てようとするものです。

JR東日本は、旧駅舎を元の場所に戻す意図を完全に無視していると言わざるを得ないでしょう。

 

この無神経な商業施設建設には断固反対します。

 

この記事では、国立駅前が元の姿を取り戻した上で、どのように街を発展させれば良いのかを考えてみます。

立派な観光案内所ができるのに、今のままの国立ではチョット寂しいと感じているからです。

国立は国立らしく発展してほしい

私はなぜか国立(くにたち)が好きで、時々遊びに行きます。

 

遊びに行くといっても何も無いところなので、特別な目的を持っていくことはまれで、 ノンビリと喫茶店で仕事をしたり読書をしたりというのがほとんどです。

 

国立スタバ食事はレストランですることもありますが、天気が良ければ、パン屋さんでパンと飲み物を買って、一橋大学のキャンパス内のベンチで食事をすることもあります。

特別なものが何もない国立ですが、このノンビリした雰囲気を保ちつつ、今後も国立らしい発展を続けられると私は思っています。

 

吉祥寺、立川や国分寺などを教材として、国立の『再開発』を考えてみます。

国立の原点

1926年(大正15年)、箱根土地(現在は西武グループのプリンス)という会社が国立駅を国に譲渡してから、国立の歴史は始まりました。

 

箱根土地という会社は、日本が国際化する時代になって、来日する外国人や生活が豊かになった日本人が、心身を癒すバカンスの地『遊園地』が国内に必要であると考えました。

 

そして、強羅や軽井沢を開発してきたのですね。

 

このあたりのことに関しては別記事に書きましたのでご参照ください。

国立市1
中央線沿線には魅力いっぱいの街がたくさんありますが、国立駅周辺はシックな街並み、オシャレなお店、レトロなお店が数多くあり、住んでみたい街としてと...

その箱根土地が国立を開発しました。

 

上記のような遊園地思想が国立駅の旧駅舎、駅から伸びる放射線道路、大学通り、一橋大学などとして街に残っているのです。

 

国立は、今のおっとりしたそしてチョット知的な雰囲気を残しつつ、発展してほしいなと、私は思っています。

国立を愛する人たちは、国立を吉祥寺や立川みたいな繁華街にしたい、思ってはいないでしょう。(たぶん…)

 

しかし、自分たちのビジネスのことしか考えていない人たちというものはいるものです。

今までの成功体験をどこでも通用するものとして、紋切り型に展開しようとするJR東日本の経営陣は、国立駅前に4階建ての商業施設を作る計画を立てているわけです。

 

街の経済団体はこの計画に対して異を唱えています。

反対するのは当然のことです。

JR東日本に駅前開発を任せていては、どこにでもある駅前にされてしまします。

 

彼らは街を愛してなどいません。
駅で儲けることしか考えていません。

 

放射線道路のどこからでも旧駅舎の姿が見えることで、街の統一感を保ってきたのだし、これからもそうあることで、吉祥寺でも立川でもない国立の街づくりができるのだと思います。

吉祥寺の街づくりの手法を上手に使いたい

街が豊かに発展するには点の発展ではなく、面の発展を強く意識する必要があります。

 

駅を強力に発展させて、トリクルダウン的に街を潤そうとするのは、点の発展の典型です。

トリクルダウンの流れを強くするためには、非常に強力な点の開発が必要で、駅前開発という旧来の手法では、これでもかこれでもかと駅と駅周辺ばかりを開発をすることになります。

結局このやり方では、地域格差が増すばかりで、中小の商店が豊かになるのは難しいでしょう。

 

国立には国立のやり方があります。

 

この点の詳しい話をする前に、吉祥寺の街づくりについて話をします。

 

これは国分寺の再開発の記事で説明をしたのですが、街を面で発展させる非常に有効な方法は、街に回遊性を持たせることなのです。

具体的には、一点に人を集める施設を作るのではなく、直径500m程度の円の中に複数の施設を建設します。

これにより複数の点ができます。

それら点の間を人が回遊する形で豊かな人の流れを作り、複数の点で構成される面で街を発展させようという着想です。

吉祥寺はそれを見事に成功させました。

 

私は、国立は『知の穀倉地帯』になってもらいたいと思っています。

そして街全体を緩やかに発展させるために、回遊性を持たせるような施設誘致を考えた方が良いでしょう。

 

吉祥寺は直径500mの中に4つの商業施設を置きましたが、国立では別の種類の施設を作るのです。

 

美術館例えば、美術館、能楽堂、図書館、コンサートホール、公園などを誘致しましょう。

 

その大型施設の間には、レストラン、喫茶店、文房具屋、画材店、楽器店など国立のイメージに沿った小規模店舗を成長させたいですね。

 

もちろん市の条例を守り、高層の建造物は禁止です。

 

そうすれば国立市は、中央線沿線の街の中で極めて異彩な光を放つ存在になるでしょう。

 

と、ここまでは私の意見ですが、国立市はどのように市を発展させようとしているのか明確にしてほしいですね。

 

旧駅舎を含めた駅前開発は、今まで国立市が大切にしてきた景観の最重要課題だと思います。

しかし、今のままでは、『元に戻すだけ』です。

もっとステキな国立になってほしいなと思います。

 

こちらもどうぞ。

中央線沿線再開発ストーリー

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