正月休みだからこそじっくり観たい『お茶の間映画』厳選5作品をご紹介!

映画鑑賞

『お正月休みには家族でお茶の間映画』をテーマにして、五つの映画を紹介してまいります。

 

今まで興味があったけどまだ観ていない名作映画、せっかくなら続けて観てみたい連続もの映画、知る人ぞ知る隠れた名作映画などなど、是非この機会にご覧ください。

どれも名作ばかり、正月からあなたの人生を突き動かしてくれるかもしれません。

 

アマゾンプライムビデオ、iTunesストアなどで鑑賞できるものや、ディスクを購入するしかないものなど様々です。

 

それでは珠玉の映画をご紹介してまいります!

かぐや姫の物語

映画『かぐや姫の物語』公式サイト

(出典:映画『かぐや姫の物語』公式サイト)

 

2014年に公開されたジブリ映画です。

 

私は劇場で観ました。

『姫の犯した罪と罰』

という不可思議な副題がついている映画です。

 

もちろん原作は『竹取物語』ですが、多くの日本人にとっては昔々の物語の一つに過ぎず、その竹取物語に姫の罪と罰という深みまで見ていた日本人は少ないと思います。

 

いったい姫はどんな悪いことをしたのでしょう?

姫の犯した罪と罰がこの映画で明かされるというので楽しみにして映画館へ観に行きました。

 

正直言って、この映画を一回観ても、姫の犯した罪と罰の意味が分かりませんでした。

というか、竹取物語のイメージが強過ぎて、何が罪で何が罰なのという感じなのです。

 

竹取物語に慣れ親しんできた人は、一度頭をまっさらにしてこの映画を見てください。

 

ただそれにしても、この映画はそんな副題とは関係なしに、その意味が表面的に伝わらなくても、ただひたすらに感動できる映画なんです。

 

かぐや姫

(出典:映画『かぐや姫の物語』公式サイト)

 

かぐや姫の物語が本当に伝えようとしていることは、

この人生とは何なのか、

この地球に生きるとは何なのか、

ということなのでしょう。

 

上手に生きよとか、賢く生きよなどと説教をしているわけではありません。

ただひたすらに弱い人間として生きてもいいのだ、ということを伝えてくれているのではないかと思います。

 

私たちは時として、苦労のない、穢れのない世界を求めることがあります。

しかし劇中で姫が、傷つき、怒り狂い、罵倒しあい、自己嫌悪する私たちに向けて語りかけた言葉、

「穢れてなどいない!喜びも悲しみも、この世に生きるものたちは皆彩りに満ちている!」

この言葉に私はハッと我に返る思いでした。

 

ラストシーンは圧巻です。

清らかで美しい音楽に乗せられて、かぐや姫が旅立つ先は月、それは死出の旅路なのだと思いました。

行かないでくれと、かぼそく泣く老父母。

地球に顔を背けて月に目を向けた瞬間に、地球での全ての記憶が消え失せることを知っていたかぐや姫は、溢れ出る涙のままに、静かにそして意を決するように月に目を向けるのです。

 

月の光りに照らされた姫の顔は、今までの苦悩から解放されてまさに無邪気で、それがかえって私たちの胸を締め付けます。

 

姫が自分の頬を伝わる涙に気がつき、それを指で拭うシーンがあります。

涙を見つめても、その涙の訳を知る記憶をすでに姫は失っています。

しかしその涙を見つめる姫の視線に、何か人としての『悟り』のようなものがあるように感じました。

 

罪と罰が何であったかなどとは無関係に心情を揺さぶる映画です。

 

そうは言ってもやっぱり気になります。

姫はどんな罪を犯して、どんな罰を受けたのか?

 

正月には落ち着いて何度か鑑賞して、改めてかぐや姫の罪と罰とは何だったのが感じ取ってみたいなと思っています。

監督:高畑勲
原案・脚本・監督:高畑 勲
脚本:坂口理子
制作:スタジオジブリ
上映時間:約137分
配給:東宝
公開日:2013年11月23日

 

スターウォーズ

言わずと知れた名作映画です。

ルーカスフィルムが6作品を世に送り出し、そして引き続きルーカスフィルムを買収したディズニーが3作品を制作する予定になっています。

ジョージ・ルーカスはエピソード1から4までの監督をしましたが、他の作品では顧問的な立場で関わっているようです。

スター・ウォーズ

(出典:ニューズウィーク日本版)

 

1977年にエピソード4が公開され、最後と思われるエピソード9が2019年に公開される予定で、実に42年間にわたるシリーズ映画であり、これほど長丁場のシリーズものはそうそう例がありません。

ジョージ・ルーカスにとっては文字通りライフワークですね。

 

正月休みには、公開されているスターウォーズを是非ぶっ続けで観てください。

スター・ウォーズ

(出典:ニューズウィーク日本版)

 

続けて鑑賞することによって全体的な理解が深まり、今まで見えていなかったものが見えてくることもあります。

新たな発見がありますよ。

 

この壮大なシリーズの中の隠された秘密を探ってみたり、科学技術が高度に発達した社会での人の生き方などを考えてみるのも楽しいものです。

プリクエル・トリロジー(新三部作)
* スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
監督:ジョージ・ルーカス
公開年:1999年
* スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
監督:ジョージ・ルーカス
公開年:2002年
* スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
監督:ジョージ・ルーカス
公開年:2005年

オリジナル・トリロジー(旧三部作)
* スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
監督:ジョージルーカス
公開年:1977年
* スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
監督:アーヴィン・カーシュナー
公開年:1980年
* スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
監督:リチャード・マーカンド
公開年:1983年

シークエル・トリロジー(続三部作)
* スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒
監督:J・J・エイブラムス
公開年:2015年
* スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
監督:ライアン・ジョンソン
公開年:2017年
* スター・ウォーズ エピソード9(未発表)

 

ロード・オブ・ザ・リング

イギリスのトールキンによる長編小説『指輪物語』を映画化したシリーズです。

ファンタジー映画という分類に入るようですが、後編に進むに従って、戦闘の残忍さ、人の心の葛藤、抗えない悪といったダークな側面がどんどんクローズアップされていきます。

アメリカ的な勧善懲悪的な単純構造ではなく、自分自身との戦いといった哲学的な側面を持った映画でもあります。

ロードオブザリング2

(出典:映画.com公式ホームページ)

 

あまり知られていませんが、原作者のトールキンは第一次世界大戦に参戦し、第二次世界大戦の最中にこの指輪物語が書き上げたといいます。

何とも言い表しようのない陰鬱な雰囲気は、このような作者の状況が生み出したものなのでしょう。

映画での戦闘シーンのリアル感、欲望に流される主人公の弱さ、二重人格的な登場人物といったこの映画特有のダークパワーは、原作者の半生や環境が色濃く影響しているのだと思います。

ロードオブザリング1

(出典:映画.com公式ホームページ)

 

この映画も一気に観てしまいたいですね。

正月でなければそんなことはできません。

  • 『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)

監督:ピーター・ジャクソン

 

ブレードランナー

21世紀の初頭の地球を舞台としたSF映画。

環境破壊された地球から宇宙植民地オフワールドへ移住するという時代設定の中で、タイレル社が発達した遺伝子工学を駆使して、レプリカントと呼ばれる人造人間を作り出し、人間はレプリカントに危険作業、戦闘などを行わせていました。

ブレードランナー1

(出典:hulu公式ホームページ)

 

肉体的に人間とほとんど見分けがつかないレプリカントは、数年経つと感情が芽生え、いよいよ人間と区別がつかなくなります。

対策のため新型からは4年という寿命を与えたものの、多くのレプリカントは人間に反旗を翻し、害を与えるようになってしまいます。

 

警察はブレードランナーという秘密の部署を作り、反逆するレプリカントを見つけ出し、処分(殺害)することを任としていました。

 

この映画を見ながら私は、レプリカントは実は人間そのものなのではないかと思いました。

 

遺伝子を操作され、作り出された工業製品ではありますが、構造上はほとんど人間と差がありません。

しかも数年経てば感情まで備わってしまうような存在です。

 

それらのレプリカントが汚れ仕事ばかりをさせられることに耐えきれず反乱を起こすわけです。

自分がレプリカントであると知らなかったものたちも相当数存在したという設定だろうと思われます。

要するにずっと自分は人間だと思っていたのです。

ブレードランナー2

(出典:楽天TV公式ホームページ)

 

ここにはちょっとカラクリがあります。

レプリカントは製造されたときに幼少期の記憶を工場でインストールされるので、彼らには『育ってきた』という記憶があるのです。

 

しかしそんな彼らは理不尽に最底辺の生活を強いられます。

 

彼らは耐えきれず反乱を起こすのですが、警察権力が襲いかかり、お前はレプリカントだと言って殺そうとするわけです。

 

本当に怖い映画だなと思いました。

 

これは状況と程度が違うけれども、実社会に実際に起こり得る話なのではないかと感じたりもするのです。

そう思うと背筋が寒くなります。

監督:リドリー・スコット
原作:フィリップ・K・ディック作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
公開日:1982年6月25日

 

マトリックス

この映画は極めて暗示的な映画です。

マトリックス2

(出典:ワーナー・ブラザース公式ホームページ)

 

世界はコンピューターが支配するようになり、多くの人間はコンピューターの動力源(電力)として培養されるような存在となっていました。

それらの人間は、肉体は現実世界で培養されつつ、脳は仮想現実に生きており、その仮想現実世界をマトリックスと言います。

主人公のトーマス・アンダーソン(ネオ)はそんな仮想現実世界の住人だったわけです。

そんなアンダーソンの元に現実世界から一つのメッセージが届きます。

『起きろ、ネオ。世界を救え。』という言葉が目の前のディスプレイに表示されるのです。

この映画の面白さは、映画内のマトリックス(仮想現実世界)は、実は何のことはない、いま私たちが生きているこの世界のことを指しているのだと捉えることができることなんです。

マトリックス3

(出典:ワーナー・ブラザース公式ホームページ)

 

ある知り合いの禅僧は、この映画の核心部分はほとんど真実であると言います。

すなわち、私たちはリアルな世界を見ていない、脳内で作り出した仮想現実を生きているにすぎないというのです。

様々な解釈がなされうる映画であることは間違い無いでしょう。

* マトリックス(1999年)
* マトリックス・リローデッド(2003年)
* マトリックス・レボリューションズ(2003年)

監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
脚本:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
制作:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、シルバー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース

 

ぜひ正月休みには仮想現実世界に浸りきってください。

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