ビットコイン採掘投資会社、マイニングカートの怪しさがすぐに分かる話

ビットコイン

ビットコインの値上がりが華々しいです。

 

私は友人に誘われて、わずかばかりのビットコインを購入しました。

 

購入したビットコインは個人のウォレットに保存しておくのですが、ある日あることに気がつきました。

 

そー、ウォレットに入れておいてもビットコインに利子がつくわけではないということを。(苦笑)

 

日本円に対する相対的な価値が上がるのでそれはそれで嬉しいのですが、できればビットコイン自体を増やしたいという欲が出てくるんですね。

 

ビットコインを正当に増やす方法は3つあります。

  1. 人から譲り受ける、もしくは買う
  2. 取引所で買う
  3. マイニングする

最も一般的なのは取引所で買うという方法でしょう。

 

しかしこの1年でビットコインの価格が日本円に対して10倍に跳ね上がった事実を目の当たりにすると、新たに購入するのに抵抗感が出てきてしまいますね。

それは人情というものです。

一年前は10分の1の値段で買えたのになどと、記憶が邪魔をするんですね。

採掘

そこでちょっと興味が出てくるのはマイニングという方法なんです。

 

これは直訳すれば『採掘』、ビットコインを採掘するという意味合いなんですが、やっていることは全世界のビットコインの取引を検算し、ブロックチェーンのブロックを完成させるような作業なんです。

ビットコインは、時価総額約8兆円(*2)にのぼる代表的な仮想通貨の1つです

ビットコインは、すべての取引記録が一定期間ごとに、ネットワーク上に分散保存されている取引台帳(ブロックチェーン)に追記される仕組みで成り立っており、これによりデータの改ざんを防ぎ、健全性・安全性が保たれています。

そしてこの追記作業を「マイニング」といい、ネットワーク上に分散保存されている取引台帳のデータを、ルールに基づき取引データの整合性を取りながら追記するため、膨大な計算が必要となります。そのため、世界中の有志がコンピューターリソースを一つの巨大な取引台帳として共有し、追記を行っています。

そしてこの追記に成功すると、報酬としてビットコインが支払われます。

 

(*2) ビットコインの時価総額に想定レート110円をかけて算出した数字(2017年9月7日現在)

(出典:GMO公式ホームページ)

 

世界中にいわゆるマイナーと呼ばれる組織があって、一番に作業を完成させた組織に報酬が与えられるシステムになっています。

 

かつては家のパソコンでもマイニングがなされていたようですが、ビットコインが普及するにつれ、取引量が増大し、家のパソコン程度の能力では計算が間に合わなくなりました。

 

いまでは大きな組織が巨大なコンピューターでマイニングをし、熾烈な競争を繰り広げています。

要するにマイニングすると言っても、今や個人がシコシコと家でマイニングする時代ではないわけです。

 

そこでマイニングでビットコインを得ようとする個人向けに提供され始めたのが、マイニング会社に投資する商品なんです。

投資した見返りとして、投資額に応じたビットをいただくというシステムなんですね。

マイニングカートという美味しいシステム

Mining_Cartそんなところにひょっこりと現れた会社がマイニングカートジャパンという会社なんですね。

マイニングプールに分散投資をしてリスクを回避しつつ、マイニング報酬を得るというビジネスをしているというシンガポールの会社MONETIZE 365 SINGAPORE PTE.LTD(ムイテク コーCEO)というのがあって、マイニングカートはそのシンガポールの会社の代理店という位置付けのようです。

 

そしてこの投資案件の概略が以下の通りです。

  • 0.1ビットから投資可能
  • 月の報酬は投資額の5〜10パーセント
  • 毎日報酬を受け取れる
  • 投資額の2倍が回収された時点で終了
  • 報酬を再投資に回すことが可能(報酬が0.1ビットに達した時点で再投資)
  • 報酬はビットコイン払い

 

これが本当だったら、再投資しないで回収メインで参加してみてもいいかな思いました。

(投資したコインは6日までは10パーセントの手数料でキャンセル可能、それ以降はキャンセルできず、元本保証はされません。)

 

仮に月に10パーセント近くの報酬が得られれば、単純には約1年で元が取れ、約2年で2倍のコインを回収できる計算です。

このマイニングカートという会社も友人から教えてもらいました。

次々と明るみになるマイニングカートの怪しさ

早速、マイニングカートジャパンのサイトにアクセスし、マイニング投資の申し込み(1ビットコインを投資前提)をしました。

 

そしてLINEのお友達登録を求められました。

 

LINE?
なんでラインなの?

実はこの辺りから何となく怪しさを感じ始めました。

 

ラインでマイニングカートの事務局と連絡を取り合うシステムになっているんですね。

 

仕方がないので私はラインを使って、マイニングの申込みを受け取ってくれたかどうかを事務局に問い合わせしました。

 

そして、事務局からの第一報が、

「ビットコインを送っていただけましたか?」

 

 

はい?

そもそも申込みをしただけで、コインの送り先も知らないんですが。

というか、そもそもこちらが質問している申込書を受け取ったかどうかに関しての回答がありません。

 

結局事務局からは、

コインを送ったか?
コインを持っているか?

これしか聞いてこないんです。

 

私の頭の中では『不良投資』『詐欺』の文字が点滅し始めました。

怪しさを決定づけたもの

友人はすでにマイニングカートで投資を始めていました。

毎日、報酬を受け取っていると、嬉々として教えてくれます。

 

マイニングカートからの報酬を管理するウェブ上のウォレットがあると聞いていたので、アドレスを教えてもらいました。

 

それがこちら↓

http://mining-cart.com/login.html

(SSL化されていない上記のウォレットは削除された模様。その後、SSL化されたウォレットがリリースされたようです。)

 

この資産管理のためのウォレット、なんとSSL化(暗号化、httpsと表記)されていないサイトなんです!

今時、金融関係のサイトでSSL化されていないサイトなんて、どこを探してもありません。

 

この件をラインでマイニングカート事務局に問い合わせしました。

その回答が、

「確かにそうですね。すぐに改善しますのでご安心ください。」

というものでした。

 

この回答では、サイトの不備を認めています。

しかしこれで安心できる人はいないでしょう。

 

ユーザーから指摘されないと気が付かないというお粗末な展開です。

ついうっかりウォレットをSSL化することを忘れていたのだとしたら、まともなプロの集団とはとても言えません。

 

友人にもその話と私の考えを伝えておきました。

でも友人は、疑うなんてとんでもないという雰囲気で、すでに取りつく島もない状況でした。

銀座のセミナーに参加、怪しさの駄目押し!

銀座で行われたマイニングカートのセミナーに参加してきました。

 

講師はシンガポール本社MONETIZE 365 SINGAPORE PTE.LTDのCMO(Chief Marketing Officer)N氏という人物。

(すでに本名かどうかも怪しい…)

 

2時間にわたるセミナーの後、例のウォレットがSSL化されていないことをセミナー担当者に聞いてみました。

 

セミナー担当者はなんのことやらわからない様子で、そのまま講師のN氏に質問を丸投げしていました。

 

そのN氏の回答が以下の通りです。

 

「ビットコインはウォレットに入っているわけではないので、ウォレットがハッキングされても問題ありません。」

 

これはかなり浅い考え方だと思わざるを得ません。

 

ユーザーはこのウォレットにパスワードを使ってログインし、ビットコインの管理(送金、再投資など)に関する非常に重要な指示を行います。

そのウォレットがハッキングされても問題ないと言い切ることができるわけがないですね。

 

暗号通貨の取引所では、当然のごとくサイトはSSL化されていて、さらにログイン時の2段階承認までして、それでも暗号通貨を盗まれているんです。

 

もう一つ、このN氏の回答で気になるのは、ラインでの事務局の発言と真逆の説明をしていることです。

事務局は問題なので対応すると言い、講師は全く問題がないと断言する状況は、お粗末としか言いようがありません。

とりあえずはビットコインをそのまま保有するのが吉

ビットコインは価値が認められてきている一方で、一般通貨に対して未だ総量が少なく、投機的な取引が多いので値動きが激しくなります。

 

しかししばらくは激しい値動きを続けながらも、基本的には値上がりしていくと思われますので、黙って保有しておくのが『吉』とみています。

 

変な投資話にひっからないようにお気をつけください。

 

こちらもどうぞ!

BIT倶楽部

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