ビットコインの価値と安全性を脅かすチャイナリスク!

中国国旗とビットコイン

2017年、ビットコインは分裂騒ぎ(ハードフォーク問題)で大きく価格が乱高下しました。

 

このような騒ぎがあると、ビットコインはいずれ崩壊するなどと言い出す人が後を絶ちません。

 

しかし今さら、ビットコインに代表されるような暗号通貨が使われなくなることはないと、私は信じています。

 

世界の銀行が営々と築き上げてきたシステムでは、ちょっと海外送金するだけでアホのように手数料がかかっていた訳ですが、それが桁違いに安い手数料で送金ができるようになった訳ですから。

 

価値交換という人間の経済活動の根幹部分で、銀行にどんどん甘い汁を吸われている現状に多くの人は怒りにも似た感情を抱いてきたわけで、それを一気に解消してくれるこんな素晴らしい手段を手放すことなんて、もはやできません。

ビットコインの本当の危険性はどこにあるのか?

そんなビットコインですが、ビットコインの安全性を言う場合によく使われる説明として、

帳簿の分散管理
帳簿データの相互監視

がよく使われています。

 

ビットコインの送受信の記録が世界中のコンピューターに分散的に残されていることが重要なわけです。

そしてそのシステムの重要なインフラがインターネットなのですが、インターネットが世界で同時に使えなくなるようなことは考えられないので、問題がほとんどないというのが一般的な説明です。

 

しかしビットコインが2009年1月3日に生まれて数年経ってみて、かなり本質的な問題が浮かび上がってきています。

それがビットコインのチャイナリスクなんです。

ビットコインというシステムの心臓部とは?

ビットコインビジネス

ビットコインを血液と考えれば、インターネットは血管の役割をしています。

そして血液を流すポンプの役割を果たしているのが、マイナー(採掘者)と呼ばれる人たちの活動なのです。

 

以下、ウィキペディアのビットコインに関する説明文から引用します。

ビットコインシステムはピア・トゥー・ピア型のネットワークにより運営され、トランザクション(ビットコインの所有権移転: 取引)は仲介者なしでユーザ間で直接に行われる。

このトランザクションはネットワークに参加しているノードによって検証され、ブロックチェーンと呼ばれる公開分散元帳に記録されていく。

トランザクションでは通貨単位としてビットコイン (BTC) が使用される。

(中略)

ビットコインはトランザクション処理作業に対する報酬という形で新規に発行され、ユーザ達が計算能力を提供することでトランザクションは検証され、公開元帳に記録される。

このトランザクションの検証・記録作業はマイニング(採掘)と呼ばれ、マイナー(採掘者)はトランザクション手数料と新規発行ビットコインを報酬として受け取る。

ビットコインはマイニングにより入手される一方で、他の通貨や商品・サービスと交換することもできる。

ビットコインを送信するときにユーザはマイナーに任意の額のトランザクション手数料を払うことができる。

(出典:ウィキペディア ビットコイン説明文より。改行など一部変更。)

 

マイニングを文字通りビットコインを掘り当てるみたいな感じで理解されている人もいらっしゃるかもしれませんが、その作業はブロックチェーンを完成させるものであり、ビットコインのシステムを前進させるための無くてはならない原動力なのです。

 

言ってみれば、

 

マイニングとはビットコインの心拍活動

 

なのですね。

マイニング企業の約70%が中国国内の企業

マイニングは専用のコンピューターを使って行われます。

計算量が大きくなっている上に、各社がスピードを競っているために、大きな計算能力が求められます。

 

そしてなぜかマイニング企業の7割が中国企業となっているのが現状です。

なぜでしょうか?

 

ここでポイントになるのは電気料金なんです。

 

日本のように電気料金の高いところでマイニングをしても、じつはすでに割に合わない状況になってきています。

そこで電気料金の安い中国にマイニング会社が集中しているのです。

 

自分の国のものを信じないという中国人が、人民元を捨てビットコインに飛びつき、その価値を実感しているというのも、中国でマイニングが行われる土壌となっている事実も見逃せないでしょう。

 

ちょっと整理すると、自国通貨である人民元を信じることができないという中国人の心理的なベースと、中国の電気料金が世界的にも安いという条件が揃っているため、中国にはマイニング企業が集中していて、言ってみれば、ビットコインのシステムの心臓部が中国国内に現存しているのです。

 

これはかなりまずい状況であると言わざるを得ません。

 

あの国は何が起きるかわかりませんから。

何かの理由で電気料金が値上がりしてしまえば、一気にビットコインシステムの心臓機能の7割が止まってしまう可能性があります。

3割が動いていればどうにかなるのかどうかは何とも言えませんが、トラザクション量が増加するに伴い、能力不足に陥ってしまうのではないかと予想できます。

チャイナリスクを乗り越えるために

マザーボード03

ビットコインを信じるものとしては、中国にその命運を握られているような状況を放置しておくわけにはいきません。

 

イギリスのエネルギー価格比較プラットフォームである Power Compare は、ビットコインの年間消費電力量は 29.05 TWh であると予想していて、この電力は 世界中で必要とされている電力の 0.13% に相当すると言っています。

2018年10月には、仮想通貨のマイニングにかかる電気量が、イギリス国内の消費電気量を上回るとさえ予想されているのです。

 

この現状がマイニングを電気料金の安価な地域に集中させてしまっているのですが、そもそもマイナーの集中化はビットコインの安全性を脅かすものなのです。

 

データ管理を分散化させてその安全性を確保しているにも関わらず、運用のためのシステムの心臓部をある特定の地域に集中させてしまっては意味がありません。

 

このリスクを回避しなければビットコインの未来はありませんね。

 

 

このリスク回避のためのキーとなるのは、

 

低消費電力マイニングマシーンの開発

 

これに尽きます。

この辺りの動きに関しては大いに注目しておきたいですね。

 

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BIT倶楽部

 この記事へのコメント

  1. […] ビットコインの価値と安全性を脅かすチャイナリスク!2017年、ビットコインは分裂騒ぎ(ハードフォーク問題)で大きく価格が乱高下しました。 このような騒ぎがあると、ビットコインはいず…タウンウォーカー […]

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